こんにちは!マリーです。
留学先として絶大な人気を誇るカナダ。
壮大な自然を楽しむことが出来、アウトドアスポーツも盛ん。
そして、移民が多く、多文化主義が根付いているため、とても過ごしやすい国です。
留学を検討されている方の多くが、留学先の候補国としてカナダを挙げているのではないでしょうか。
そして、いざカナダに行こう!と思ったら次に決めるのは
「どの都市に行こうか?」
という点ですよね♪
この記事では、カナダのおすすめの都市を7つピックアップして、それぞれの特徴、魅力を紹介しました。
是非留学先決定の参考にしてみて下さい!
おすすめ①:トロント

カナダ最大規模!エネルギッシュな街
カナダ一の人口を誇り、国内企業の本社を多く構えるトロントは、カナダ経済の中心地です。
カナダ国鉄(Canadian National Railway)によって建てられた電波塔「CNタワー」が印象的ですよね。
金融街の高層ビル群は、ニューヨークのウォール街を彷彿させる雰囲気も。
私がトロントを訪れた時は「活気にあふれていて、エネルギッシュ!」という印象を受けました。
そんなエネルギッシュな空間を共にする仲間たちに刺激されながら過ごす留学生活は充実したものになること間違い無し。
また、トロントは多文化が共存している街です。
なんと、80以上の民族のコミュニティがあり、日本人も一定数います。
ユニクロや無印良品といったお馴染みのお店もありますし、ラーメン屋さんのクオリティも高く美味しかったです◎
「留学中日本食が恋しくならないか心配…」という人も、トロントなら安心です。
そしてトロントは教育水準も高いです。
トロント市内にあるトロント大学は、カナダの大学の中で最も古い歴史を持つ大きな大学で、正解の大学ランキング上位の常連校です。
質の高い語学学校も多く、カナダの綺麗な英語をみっちりマスターするのに最良の場所です。
圧巻の自然と都会の狭間で生活
トロントは大都市ですが、オンタリオ湖の湖畔にあり、バスで約1時間半~2時間の所には、あの有名なナイアガラの滝に行くことが出来ます。

気候もカナダの中では過ごしやすいです。
とは言っても冬はマイナス30℃の日があったりするのですが、約30kmにもわたる地下街「PATH」があるので、寒い中ずっと外を歩かずに済みます。
おすすめ②:バンクーバー

世界で最も住みやすい街
トロント、モントリオールに続き、カナダ第三の都市バンクーバー。
温暖な気候で、雪もあまり積もることが無いです。同じカナダでも私の生活していたモントリオールは4月まで雪が積もっていたのに・・・びっくり!
トロント同様多様な民族の方々が暮らしていて、なんと半数以上が公用語の英語以外の言語を話すというデータも。
国際色豊かで海や山々といった自然に囲まれ、治安も良いバンクーバーは「世界で最も住みやすい街」ランキングでも上位10位以内にいつも入っています。
そんなバンクーバーですが、2010年のバンクーバーオリンピック以来地下が上がっていて、1人でアパートを借りる場合かなりコストがかかってしまいます。
日本からワーホリや留学で来ている方の多くはシェアハウスを利用しているそうです。
プライベートが保たれるのか少し心配・・・という方もいらっしゃると思いますが、個人の部屋はそれぞれにあるので安心です。
また、共有スペースでは他の人と交流することも出来るので、むしろシェアハウスを利用することはメリットも多いですね。
日本人も多く安心して暮らせる
様々な民族が生活するバンクーバーですが、地理的位置のせいかアジア系民族の率が他の都市と比べても多く、日本人の方も多いです。
私の憧れのカナダ在住の日本人の方々も大半はバンクーバーにいらっしゃいます。
日本食スーパーやレストランも多いそうです。(マリーの個人的な感覚としてはトロントでも多いと感じたので、けっこうな充実度だと思います。)
ワーホリで訪れる日本人の方も多く、仕事を見つけやすいのもメリットです。
「留学中、出来るだけ日本語を話さない!」派の人には正直誘惑の多い環境かもしれませんが、
語学力に不安がある、海外が初めてで心配・・・という方には安心感抜群の都市です。
おすすめ③:ヴィクトリア

カナダ人も憧れる美しい街
バンクーバーの対岸にあるバンクーバー島(※街のバンクーバーは大陸にあります)に位置するヴィクトリア。
バンクーバーからフェリーで約1時間半の距離にあります。
カナダの中でも特に治安が良く、街の至る所にお花があふれている美しい街です。
「ガーデンシティ」という呼び名も持っており、かわいいもの好きの日本人女性にとってはただいるだけで幸せになることが出来る憧れの空間なのではないでしょうか♡
実は、カナダ人にとってもヴィクトリアはいつか住んでみたい人気の街だそうで、リタイア後の定住地として計画立てている人も多くいるんだとか。
イギリス文化の影響が色濃く残る
ヴィクトリアは、長い間イギリス植民地であったため、イギリス文化の影響は色濃く残っています。
街並みもトロントやバンクーバーのような近代的な風景というよりは、ヴィクトリア朝時代のイギリスを思わせるような景色です。
ちなみに、ヴィクトリアという街の名前は、1849年にヴィクトリアの属するバンクーバー島がイギリスの植民地となった時に、時のイギリス女王ヴィクトリアの名前にちなんで名づけられました。
今でもアフタヌーンティーやガーデニングといったイギリス文化が守られていて、母国語が英語の人の割合も高いです。
バンクーバーと同じく太平洋側にあるためアクセスしやすいにも関わらず、日本人率は低めなので、日本語環境から離れてどっぷり英語、さらにはイギリス文化に浸りたい人にはおすすめです。
ちなみに「カナダなのにイギリスイギリスって!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はさすがカナダ。ネイティブカナディアンの文化も排除せずしっかり受け継いでいます。
トーテムポールが立ち並び、世界一高いと言われているトーテムポールもここヴィクトリアにあります。
ちなみにトーテムポールとはこんなものです。

カナダに行ったことがある人は、お土産屋さんで縮小版のオブジェ等のグッズを見かけたことがあるのではないでしょうか。
もともと先住民の方々が家の中や家の前、または墓地に立ててきたもので、その家族の出自や家系に関わる紋章、伝説などを彫刻していたものだそうです。
おすすめ④:カルガリー

カナダ有数の豊かな街。留学コストを抑えたい人に
つづいてはロッキー山脈の麓、アルバータ州の州都のカルガリーです。
カルガリーのある辺りは石油産業を中心に資源が豊富で、その恩恵を受けているためカナダの中でも裕福な街です。
そのため、他の州に比べて税金や物価が安く、コストが抑えられるので、なるべく節約したいという人にもおすすめです。
そして、「カナダのテキサス」と呼ばれているカウボーイの街で、世界最大のカウボーイの祭典「カルガリー・スタンビード」が毎年7月に開催されます。
西部開拓時代の歴史や文化に興味がある人、カウボーイが好きな人にもおすすめです。笑
そして、そんな古き良き西部開拓時代の面影を残してか、街の人たちほフレンドリーでのんびりとした性格。
さらに日本ではあまり知られていないので、日本人が少ないという点も留学生にはメリットなのではないでしょうか。
リゾートバイトしたい人要注目!

カルガリーはマウンテンリゾートで有名な場所で、ウィンタースポーツも盛んです。
リゾートホテルも多数あるため、ワーホリでリゾートバイトをしてみたい、ホテルで働きたい!という人にもおすすめですし、
スキー等のウィンタースポーツ好きの人にもおすすめです。
また、年間300日以上は晴れているという天気の良さで、カナディアンロッキーの有名な観光地、バンフからも近いというのも魅力です。
おすすめ⑤:モントリオール

フランス文化漂う「北米のパリ」
モントリオールは、ケベック州という州に属している、カナダで2番目に大きな都市です。
ケベック州は、フランス系の人が多く、さらにそのフランス系の方々は自分たちの文化を守ろうという思いが昔から強かったこともあるため、旧市街の街並みはまるでヨーロッパのよう。
「北米のパリ」と呼ばれており、パリに次いで世界で二番目の、フランス語話者人口を誇る都市でもあります。
文化活動も盛んで、ジャズフェスティバルやモントリオール世界映画祭は有名ですね。
ダウンタウンのエリアは近代的な建物が並んでおり、活気にあふれています。
現地の人たちは大体英語とフランス語のバイリンガルなので、英語を勉強したい人でも安心ですし、英語だけでなくフランス語にも興味がある人にはとてもおすすめです。
ケベックのフランス語は少し癖があるのですが、それがまた面白いんです!
そして、ケベックの田舎から来て英語が苦手な人や、カナダの他の州から来ていてフランス語が話せない人もいるため、語学学校や大学付属の語学の授業でまさかのカナダ人の友達ゲット、なんていう面白いこともモントリオールでは起きます。
大都市の中では日本人率低め
メインがフランス語ということもあってか、日本人率は低めです。
小さめの街で良ければカルガリー等も日本人は少ないのですが、モントリオールと同じくらいの規模の他の2都市、つまりトロントとバンクーバーと比べると日本人は少ないです。
実際私も、大学の友達の一人に「モントリオールで日本人にはじめて会った!」と言われるレベルでした。
とはいえ、日本語と英語・フランス語の言語交流会等に行けば日本人も一定数います。
そして日系スーパーはあまり無い(少なくともマリーの生活圏にはありませんでした)ですが、チャイニーズスーパーやコリアンスーパーに行けば日本のものも買えます。
私はコリアンスーパーでうどんスープの素やカレールーを買っていました。笑
おすすめ⑥:オタワ

洗練された、カナダの政治の中心地
カナダの首都であり、政治の中心地であるオタワ。
首都ではありますが、規模はカナダ1ではなく、トロント、モントリオール、バンクーバーに次いで4番目になります。
そんなオタワは、とても落ち着いた、洗練された雰囲気の街です。
キングストンという街とオタワを結ぶリドー運河は北米で最も古くから使用されている運河で、2007年には世界遺産に登録されてます。
リドー運河沿いの街並みは美しく、冬には自然のスケートリンクが出来て、運河の上でスケートやイベントなどが楽しめます。
日本人も少なめで、穴場と言うことも出来ると思います。
質の高い博物館や美術館
オタワには数多くの博物館や美術館があり、さまざまなアートを楽しむことが出来ます。
私がオタワを訪れた際も、いくつかの美術館、博物館を巡りました。とても勉強になり面白かったです。
カナダ国立美術館は1880年にオープンした美術館で、カナダのアートをメインに展示しています。
またまた脱線しますが、写真はカナダ国立美術館の前にいるクモ。
実はこのクモ、フランス出身の女性アーティスト(カナダ人じゃないんかい!)、ルイーズ・ブルジョワが制作した「ママン」という作品。
世界に9匹いて、今もいるかどうかは定かではないですが、東京の六本木ヒルズにもいましたよね。

他にも、カナダ戦争博物館ではカナダの戦争の歴史が学べたり、カナダ自然博物館では巨大な恐竜のレプリカやクジラの骨格標本が見られたりと、すごく充実度が高いです。
おすすめ⑦:シャーロットタウン

『赤毛のアン』好きにはたまらない♡PEI州の州都
シャーロットタウンは、カナダ東部にあるプリンスエドワード島(Prince Edward Island,略してPEI)の中心的な街であり、「プリンスエドワード島州」の州都でもあります。
実はシャーロットタウンはカナダの歴史的に非常に重要な場所です。
1864年、カナダ自治領誕生のきっかけとなる会議がここシャーロットタウンで行われたのです。
そのような背景があり、カナダ初代首相のジョン・A・マクドナルド氏と一緒にベンチで語り合える場所もあります。笑(※上部写真参照!)
またPEIは『赤毛のアン』の舞台であり、作者モンゴメリが幼少期を過ごした島としても有名な島です。
シャーロットタウンに留学した際は、島の北部にあるキャベンディッシュに必ず行きましょう!
キャベンディッシュはアンの住んでいた小さな町「アボンリー」の舞台で、アンがマリラやマシューと暮らしていた「グリーンゲイブルス」にお邪魔することも出来ます♡
『赤毛のアン』が大好きなマリーは、三つ編みおさげにパフスリーブのワンピースで張り切ってお邪魔させてもらいました♪笑

こぢんまりとした、のどかな生活
赤土で島全体が覆われており、なだらかな海岸線と田園風景が印象的なPEI。
『赤毛のアン』主人公アンシャーリーも、この島に西洋人として初めて上陸したジャック・カルティエという人物も、「世界で一番美しい場所」と称えています。
海の幸にも恵まれていて、アトランティックサーモンやロブスターは絶品です。
カナダ有数のジャガイモの産地でもあり、美味しい料理をいただくことが出来ます。
島で一番大きな街であるシャーロットタウンもとても落ち着いています。
私は少しオフシーズンにさしかかっている10月に訪れたのですが、中心地のお店も大体17時頃にはクローズしてしまって、少し焦ったくらいです。笑
とてもゆっくりとした平和な時間が流れているので、都会の喧騒を忘れ、時間に縛られることのない生活をしたい人におすすめです。
目的や好みに合わせて、自分にあった都市へ行こう!

いかがでしたか?
きっとどの街に行っても素敵な留学になりますし、いくら前もって下調べしていても、実際現地に行ったら「思ってたのと違った・・・」ということもあるとは思います。
それでも、考えても無駄だから適当で良いやというのは禁物です。
日本語をシャットダウンして英語に集中したいのか、
日本人含め現地で生活するユニークな先人から刺激を浴びて生活したいのか、
とにかく語学の勉強にだけフォーカスしたいのか、
その土地の文化も一緒に楽しみたいのか、
都会が好きなのか、
田舎ののんびりした雰囲気の所に行きたいのか等々。
是非自分の目的や好みに合わせて、自分に合った街をじっくり選んでみて下さい♪
この記事がこれからカナダに行く方のお役に立てましたら幸いです。


