英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶ方法とは?【英語力向上に効果あり】

英語学習

こんにちは、マリーです。

英語を勉強していく中で、ある程度のレベルに達すると、周りの英語の出来る人や教師に「英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶようにすると良いよ」と言われたことはありませんか?

てにをはが変わっただけじゃん…具体的に何を言いたいのか分からない……と思うかもしれませんが、実は英語「で」学ぶという行為は英語学習をする上でとても大切で、理にかなった勉強法なんです!

この記事は、こんな方におすすめです。

・基礎的な文法や単語の知識が付いている英語中級以上の方

・英語「で」勉強するというイメージがぱっと浮かばない方

・英語「で」学ぶには具体的に何をすれば良いのか知りたい方

・英語だけでなく、外国語の力をもっともっと高めたい方

では早速、英語「で」学ぶとはどんなことを指すのか、そしてそのメリットやデメリットをご紹介します♪

そもそも英語「で」学ぶって?

ここでます、中学や高校の学校で行った勉強の方法や、教科書がどのような感じだったか思い出してみましょう。

もしかすると今の先進的な学校は違うかもしれませんが、少なくとも私が学生だった10年ほど前、私の学校では英語の教科書には重要単語の日本語訳が書かれていたり、文法の解説が日本語で書かれていたりしました。

授業も当然それに沿った内容で行われるので、当時は「五文型」「補語」「〇〇代名詞」というような言葉に頭を悩ませていたことを思い出します。

その一方で、英語「で」学ぶということは、そういった文法の学習等も全て、日本語(=母語)を介さずに勉強することを指します。

また、それと同時に、英語という「語学」について学ぶのではなく、英語という言語を使って、英語以外の何かしら、例えば社会情勢や、大学で研究している専門分野の生命科学について等を学ぶことでもあります。

私自身、英語「で」学ぶことの重要性はTwitterやYoutube、ネット記事で以前からずっと知っていたつもりではあったのですが、

「私はまだその段階じゃないし・・・」

とか色々考えてそういう学習はしていませんでした。

でも、ある時Twitterで密かに憧れている方がこんなことをおっしゃっていたのが、かっこよくって、すごく刺さって。

単語の意味を覚えてるだけなら英語を学んでるとは言えない

言語を学ぶことは他社理解への礎であって、海外の問題を考える足がかりである

(勝手に要約して引用しましたすみません、、、!)

勿論英語を学ぶ理由は人それぞれです。私マリーの場合は将来翻訳家になるという夢や、海外で生活したいという夢のために勉強しています。

また、もと文学部でおたく気質な所があり、英語の語源や言語学的な所にも興味があるのも事実です。

しかしどういった理由で勉強しているにせよ、せっかく英語を学習している以上、得られるようになる情報の多さを活かして、国際的な問題、各地で起きている社会的問題にも目を向けられるようになるべきだと感じさせられました。

英語「で」学習するメリット

生きた英語に触れることが出来る

私たちが学校で一生懸命勉強していたような文法用語や英文和訳は、飛ばしてはいけないですし非常に重要なことではあるのですが、ネイティブは「ここで使う関係代名詞はこれ!」とか「仮定法だから時制に気を付けて……」といちいち考えながら英語を話しているわけではありませんよね。

また、教科書に載っている英文は、もしかしたらネイティブは実はそんなに使わない言い回しだったり、以前は使っていたけれど最近の若い人は使わない、というような表現が多いことも事実です。

英語「で」ダイレクトに英語のことを学ぶことによって、実際にネイティブスピーカーがどのような表現を使っているのかを肌で知ることが出来るのは、大きなアドバンテージになります。

英語以外の知識も同時に付けることが出来る

英語「で」学ぶことによって、知らなかった英単語の知識等を増やすと同時に、新聞だったら社会情勢や時事問題、論文だったら学術的な内容等を同時に身に着けることが出来るようになります。

英語に触れる機会が増えるので、特に意識して「英語の勉強をしているんだ!」という気持ちが無かったとしても、英語力自体がアップしているなんてことも実際にあります!

英語「で」学習するデメリット

やり方次第では英語力の土台が崩壊する可能性がある

基本的に英語「で」学ぶことは良いこと尽くしなのですが、1つだけ気にしなければならないことがあります。

それは、「英語の基礎力が付いていないのに、この方法に取り掛かること」です。

メリットの所で、代名詞や仮定法、時制といったことをネイティブは考えていないという風に書きましたが、それはネイティブだからです。赤ちゃんの時から馴染みのある母国語話者と、ある程度大きくなってから学習する私たちが全く同じ方法で勉強して良いわけではありません。

基礎的な部分、最低でも中学で習うような文法や単語があやふやなままこの方法に取りかかっても、土台がぐらぐらなのでいつまで経っても思うように英語力が伸び悩んでしまう可能性が高いです。

英語「で」学ぶ具体的な方法3選

①ALL英語で書かれた文法テキストを使う【English Grammar In Use】

「英語で書かれた文法テキスト」という書き方をすると、どんなに恐ろしく敷居の高いものなの!?と感じるかもしれませんが、心配は必要ありません。

Grammar In Use、英語学習者の方の中ではとても有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

カラフルなイラスト付きのテキストで、左ページに解説があり、右ページで問題演習が出来る形式になっています。

解説の英文も平易で理解しやすいので、英検2級合格程度の読解力があればストレスなく取り組めるはずです。

ただ、ボリュームがけっこうあるので、端から端までみっちりやり遂げるのはけっこう重労働になります。

まずは左ページの解説だけ読んでいく、苦手な部分だけ読んでみる、というような使い方が継続しやすくおすすめです。

②ニュースの記事や音声に触れる

今の時代は本当に便利なもので、BloombergやNew York Timesの記事を無料で読むことも出来ますし、Podcastを開けばBBCのニュースを聞くことが出来るので、これを使わない手はありません!

また、私はよく『CNN EE(CNN English Express)』を購入してリスニングやシャドーイングをし、語彙力やリスニング力強化をしています。収録されているコンテンツは、数ヶ月のずれはあるものの、実際のCNNの音声で学ぶことが出来るので、アメリカやその他の国で起きていることを学ぶのにももってこいです。

報道番組のアナウンサーの話し方はとっても早く、普段TOEICや英検のリスニングのスピードに慣れていると全然聞き取れずに戸惑うかもしれませんが、逆にニュースの方に慣れてくるとかなりの強みになります。

③NETFLIXなどの動画配信サービスの活用

好きなドラマや映画を見続ける方法だったら、勉強があまり好きでない人やなかなか継続出来ない人でも頑張れそうですよね?♡

NETFLIXだけでなくPrime videoやディズニー+でも勿論良いです、好きな作品を見まくって、お気に入りの箇所は登場人物と同じスピード、イントネーションで一緒に台詞が言えるくらいになっちゃいましょう!

ちなみにNETFLIXの場合、chromeの拡張機能を使うと英語字幕と日本語字幕を同時に表示させることが出来、勉強しやすい構造になっています。

作品は好きなものであればどんなものでも良いのですが、比較的最近のものだと尚良いです。

例えば『フルハウス』や『Gossip Girl』は、とても面白いですが若干古いのでスマホが出てこない一方、『Emily in Paris』はインスタやインフルエンサーの話まで出てきて面白いです。

でも、基本的なことはスマホがあってもなくても全然関係ないので、本当にお気に入りの作品をみることを優先させた方が良いでしょう。

私は『Anne with an E』というNETFLIXオリジナルのドラマが大好きなのですが、19世紀末くらいの時代設定なのでスマホ用語や最近のスラングは出てきませんが、そんなの一切気にならないくらい勉強の連続です。笑

英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶ方法とは?【英語力向上に効果あり】まとめ

英語「で」学ぶことは、英語をネイティブのように、日本語を介せず理解出来るようになるのにおすすめですし、英語を学びながら他の知識も付く素晴らしい勉強法です。

好きな映画をすこしずつみたりするだけでも効果絶大なので、長く続けられそうですよね。

実際私は昨年半年ほど、1話50分ほどのドラマを1日1話欠かさず観ていました。その効果かどうか定かではありませんが、観ながら必死に進出単語を書き出したりすることもない流し観でしたし、その他に特別リスニング特訓をした訳でもありませんでしたが、気が付いたら英検準一級のリスニングをらくらく突破できるリスニング力が付いていました!

基礎英語がちょっと怪しい、、、という方は、まずはしっかり日本語のテキストで勉強してからにして欲しいですが、ある程度自信のある方でしたら積極的に英語「で」学ぶ習慣付けをしてもらうためにすぐ実践してみて下さい。

この記事が、英語学習者の方のお役に立ちましたらとても嬉しいです!

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